木曜日午後(予約制)
担当医・星野
コルセット等の装具療法のほか椎体形成術(Vertebroplasty、Kyphoplasty)
と言われる低侵襲手術を積極的に行っています。
高齢社会になり、骨粗鬆症患者の増大とともに、骨粗鬆症性脊椎圧迫骨折の発症が増大してきております。しりもち等の軽微な外傷によって発症することが多く、骨粗鬆症の程度が高度な患者では明らかな外傷がなく、日常の動作だけで骨折が発症することもあります。脊椎圧迫骨折は骨折部の疼痛以外に、各種の障害を併発し要介護状態となる代表的疾患です。
(Balloon Kyphoplasty、BKP)
従来行われていた骨セメントを使用した治療は、骨セメント自体が人工関節用であり日本国内では一般の施設における脊椎への使用は厚生労働省は認可していないものでした。今回、骨折部を整復するための特殊な器具(Balloon)とセットで脊椎専用の骨セメントが認可される予定です。今春よりこの方法も導入予定です。骨折の形態等により各種治療が使い分けられるようになってきています。
当センターは日本整形外科学科教育研修施設に指定されております。同時に日本大学医学部の関連病院に指定されております。そのため若手医師の研修や各種学会の調査、厚生労働省よりの委託研究等にご協力をお願いすることがあります。また、各種脊椎脊髄手術の研修を委託されているため他病院医師が研修に訪れることも多く、当院医師以外の医師が手術見学に入ることもあります(事前に患者さまの了解は取らせていただきます。)
国民医療向上のため何卒ご協力お願い申し上げます。